セーブザチルドレンジャパンは日本のNGOですが、母体のセーブザチルドレンは1919年イギリス人女性によって設立されました。
セーブザチルドレンジャパン (公式ホームページはこちら) は1986年に設立され、日本を含む世界各国で
- 災害や紛争における子供への支援
- 妊婦や新生児へのケア
- 教育面の支援
- 自然災害などでのリスクを抑えるための防災指導
- 貧困層へ支援
を行っています。
今回取り上げたいのは、セーブザチルドレンジャパンが行っているインドとモンゴルにおける教育面での支援活動です。
教育の重要性を知る日本人ならではの、未来につながる支援のカタチがそこには見て取れます。
【インドのビハール州における総合的な児童支援】子供たちの安全な生活を多方向からケア
インドのビハール州は自然災害が多いにもかからわず、学校における災害対策が整備されていませんでした。
また、学校内での児童同士の暴力やいじめも慢性化しており、子供をめぐる生活環境は非常にリスクが多いものでした。
そこで、セーブザチルドレンジャパンでは現地の教員や子供たちと話し合いながら、10校において学校安全委員会を立ち上げ、こういったリスクから身を守るための方法や対応方法をまとめたルールブックも作成したのです。
【モンゴルにおける児童支援と若年層への支援活動】複合的な支援で国の発展を支援
モンゴルでは、教育資源が不足している幼稚園などの教育機関に向けて、セーブザチルドレンは絵本や知育玩具の配布を行ってきました。
素晴らしいのは、それらを配布するだけではなく、教職員に対しても「どのようにすれば教材を効果的に使えるのか」をレクチャーするための研修を行っていることです。
こうすることで、教員間の情報交換も促され、教育機関全体における教育レベルが上昇するに至っています。
また、若年層における政治への無関心が問題となっているモンゴルで、セーブザチルドレンジャパンは「民主主義と選挙プロセスの理解促進」活動を行っています。
こうすることにより、若者に「世界を変える力」を持たせ、次世代の明るい未来を自分たちの手で気付けるよう促しているのです。