はじめまして。plan-japan.orgの記事を書いているライターの長野達樹です。
私が災害支援に興味を持ったのは2001年9月11日、アメリカのニューヨークで起きた同時多発テロをニュースで見たときでした。
あの惨状をテレビで見た瞬間、私は「自分に何かできることはないか」と強く感じたのです。
当時、私は大学受験に向けて浪人生活を送っていました。
しかし、ニューヨークに支援にいけるようなお金も時間もありません。そこで、身近でできるそのような災害支援のボランティアがあれば、そこから始めてみようと思ったのです。
その後私は地元九州の国立大学に進みました。そのときに福岡県で西方沖地震が起きたのです。これが私の初めての災害支援となりました。
西方沖地震は、規模自体は東日本大震災や阪神淡路大震災に比べると小さなものでしたが、それでも大きな被害を受けた地域はありました。
私が携わったのは、東区の一部の地域における損壊した建物の撤去作業でした。
それ自体はそれほど大変な作業ではありませんでしたが、そのときに考えたのは、
「これ以上の地震や災害が起きたら、どれだけの被害が出るんだろう?」
ということです。
その後、私は大学で勉強しながら災害に関する知識を学び、さまざまな研修を受け、いろんなボランティアに参加し続けています。
機会があれば、東日本大震災や近年の集中豪雨、土砂崩れなどの被災地を訪れ、復興の具合を観察するようにしていますし、地元の人の話を聞くようにしています。
このブログは、そのような被災した人々の想いを少しでも世の中に伝え、災害時に一人でも多くの命が助かってほしい、という願いを込めて始めました。
そして、災害が多い日本という国に住む日本人だからこそできる支援のカタチがある、と僕は信じています。
その「日本人ができる支援」をみなさんと一緒に考えていきたいのです。それが、このブログを開設したきっかけです。
これからもこのブログをどうかよろしくお願いします。
長野達樹